君に会いたくて
近づくふたり
気付かぬ気持ち
あの日から、実行委員で帰りが遅い日は
かならず廉都は
駅まで一緒に帰ってくれた。
そんなにたくさん話すわけじゃないし
話したとしても
実行委員の愚痴ばかり。
めんどくさい、疲れた、
そんなことばっかり。
あとはいつものように
けんかみたいな。
でもいつの間にか
一緒にいることが
当たり前になっていたんだ。
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気付かぬ気持ち