君に会いたくて

「ただいまーっ」


電車に乗って30分


そこから歩いて5分



奈南の家についた。


「おー。あれ?」




奈南のお兄ちゃんが、


あたしを見て、不思議そうな顔をした。


「ゆな。今日うちに泊まるから」

奈南はお兄ちゃんにそう言うと同時に



家の近くのコンビニで買った


お弁当と牛乳が入った袋を渡して


あたしを2階の部屋へと導いた。
< 8 / 123 >

この作品をシェア

pagetop