トーカタウンの子供たち
ハリーがいた。格納庫の地下に。そして目の前にはさらに地下へと続く巨大な道があった。

「うわっ」
僕は足を滑らせうっかり声を出してしまった。

「何でお前らがいるんじゃ!?」
ハリーに気付かれてしまった。

「だってハリーの様子がおかしかったから。ここはいったいなんなの?」

「お前らは帰れ。ここは子供の来るような場所とちゃう」

「何があったの?教えてハリーちゃん」
サヤカちゃんが優しく話しかける。

「むぅ~。リンたちが北の政府にさらわれたんや」
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