トーカタウンの子供たち

反撃

「おお、あれに見えるはもしかして」

「出口だぁぁ」

光が見える。
北の国に到着した時にはすでに朝になっていた。

「議事堂にふたりがいるみたいや」
ハリーは通信も傍受できるらしい。

「隣の放送局前におるのはアーサーか??なんでアカツキと一緒に行動しているんじゃ?」

「ちょっくら近道や」
僕らを乗せたラビィは地下道を抜けると断崖をジャンプしていた。

「うわぁぁぁ」

眼下の街では見慣れた赤い機体が闘っている。
「アーサーさぁん!」

「な、なんで君たちが」

「あ、アホー。下手に通信すな!わいらは闘うつもりはないんやぞ」

岩場に着陸した。着地した時に思ったほどの衝撃はなかった。

「なんだかアーサーさんが苦戦してたみたいだ」

「あそこにスナイパーがおるな。まったく世話のやけるやっちゃな」

「ハリー!?」

「わいは運転でいっぱいや。少し手を貸しちゃるからお前らよく狙って撃て」

「い、いきなり言われてもっ」
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