下剋上はサブリミナルに【BL】
5
「西島くん。これ、本部から。今月の給料明細だって」
バイト先のクリーニング店にて。
各店舗を巡回している配送車が到着し、仕上がり品の検品をしている所で、パートの清水さんから声をかけられた。
「あ、はい」
「今月もお互いお疲れ様でした」
笑顔で封筒を渡され、オレはそれを両手で受け取る。
「偉いよね~。そこから食費入れてるんでしょ?」
「あ、はい。でも、自分の分も取りますよ」
「当たり前じゃない。自分で稼いだお金だもの」
オレは封筒をとりあえずエプロンのポケットに入れると、検品作業を続けた。
「あ~、やっぱりこの時間、西島くんがいてくれると助かるわ~」
本部から届いた他の書類、荷物を確認しつつ、清水さんは話を続けた。
「そうですか?」
「うん。ホントは日中も2人体制だと心強いんだけど、そしたらコストがかかっちゃうものね~」
「そうですよね」
オレがバイトしているクリーニング店は8:00~20:00が営業時間。
店長さんとパートさん3人と、学生バイト2人の計6人で、ローテーションでまわしていた。
基本、ここは研修が終わったら1人で勤務するという決まりだった。
バイト先のクリーニング店にて。
各店舗を巡回している配送車が到着し、仕上がり品の検品をしている所で、パートの清水さんから声をかけられた。
「あ、はい」
「今月もお互いお疲れ様でした」
笑顔で封筒を渡され、オレはそれを両手で受け取る。
「偉いよね~。そこから食費入れてるんでしょ?」
「あ、はい。でも、自分の分も取りますよ」
「当たり前じゃない。自分で稼いだお金だもの」
オレは封筒をとりあえずエプロンのポケットに入れると、検品作業を続けた。
「あ~、やっぱりこの時間、西島くんがいてくれると助かるわ~」
本部から届いた他の書類、荷物を確認しつつ、清水さんは話を続けた。
「そうですか?」
「うん。ホントは日中も2人体制だと心強いんだけど、そしたらコストがかかっちゃうものね~」
「そうですよね」
オレがバイトしているクリーニング店は8:00~20:00が営業時間。
店長さんとパートさん3人と、学生バイト2人の計6人で、ローテーションでまわしていた。
基本、ここは研修が終わったら1人で勤務するという決まりだった。