アンダーサイカ
でも私自身、提案を受け入れてもらってすごくホッとしていた。
私一人じゃ大変だけど、こうして潤ちゃん(や今はいない拓くん)が手伝ってくれるなら心強い。
なぜか分からないけど、アンダーサイカの正体を知りたいという気持ちの反面、その正体を知るのがとても怖い。
そんな時にも、きっと潤ちゃんたちは付いててくれる。
…例えアンダーサイカの記憶が無くたって。
いろんな意味で渇いてた喉を潤すために、私はコーラを一口飲んだ。
その時だ。
「………え?
……“稔(みのる)”………?」