アンダーサイカ


しかしヨシヤは、私がそういう反応をすると読み切っていたらしい。

おもむろに、私をその場に残して薬屋の軒先から一歩外へ出た。


―――なんだ、ちゃんと自分で行く気になってくれたんだ…。



そう、ホッとした直後だった。



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