アンダーサイカ
私の問いが正しいことは、更に強調されたにんまり笑みが証明していた。
「…ご明察。
吾の名は、“槐(さいか)”。
アンダーサイカを管理する鬼だ。」
「さいか………鬼…?」
“地獄”というものについて、一度だけ国語の授業で話を聞いたことがあった。
地獄には死者を裁く閻魔大王さまを中心として、配下のたくさんの“鬼”が、様々な場所を管理している。
血の池。
煮えたぎる釜(かま)。
剣の筵(むしろ)。
賽の河原も、そのひとつみたい。
…“鬼”なんだ。
オバケたちも、この…槐という人も。
私がオバケたちを「鬼のようだ」と感じたのも、あながち間違いじゃなかったんだ。