ロミオ王子とジュリエット姫の物語。
明乃高校に着いた。
中学の時も車通学だったけど、普通の中学校だったから車通学者はあたしだけ。
人敷かないようにするので運転手さんは大忙しだった。
ここの校門前は車通学者でいっぱい。
華麗な生徒ばかりで城海天皇のお孫さんもいるって噂。
「お嬢様、お着きになられました」
『フロアに案内していただける?』
「かしこまりました」
フロア(教室)に入るとたくさんの人があたしを見てる。
「ごきげんよう///」
「麻羽様〰〰。おはようございます」
『ごきげんよぅ』
みんながあたしに注目する。
なんで?
「みなさん、入学おめでとう。
担任の大窪です。
ふつつかだけどよろしくね」
『宜しくお願いします』
「あなた達は執事をつけてください」
ウンウン。
「8人全員ですよ?」
「どうやって決めるんです?」
「明日から3日間執事も生徒も気に入った人にアピールしてください。3日後お互いの交渉が成立すれば、執事という事です。」
アピール...。
「ねぇ、友達にならない?」
シュッとした顔立ち。
スラーッとした鼻。
サラッサラの長い髪の毛。
可愛すぎるっ