ロミオ王子とジュリエット姫の物語。

「あたし、西園寺リリカっていうの」



『あたしは華山麻羽』

「うん、知ってる」



っし、知ってるッ?





『なんで?』



「なんでって有名だからよ。」





『有名...なんだ・・・あたし。』



「あったり前よ。
 その顔で目立たないわけがない」



『どーして?』





「まぁいいじゃん。
 ってゆーかリリカって呼んで!」




『うん。』


「麻羽はどの執事がタイプ?」




『うーん、分かんない。』

「あたしは~咲間くん狙ってるの」



『そっかぁ頑張って。』
「麻羽もね。」






〘麻羽様、送っていきましょーか?〙



可愛い過ぎる笑顔。
えくぼがチャーミング!!!

〘瀬戸ッ!お嬢様にご無礼を!〙




〘あぁ、ごめーんなさいっ
 僕、瀬戸っていうんだー。
 麻羽様の執事なりたいーーッ!〙


『どぉも...。あなたは?』


〘私(わたくし)は志波と申します。
 私、美波様の執事候補です。〙




『頑張ってくださいね★』


〘勿体ないお言葉。〙

『いえ、でわごきげんよう』




〘〘ごきげんよう〙〙





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