ロミオ王子とジュリエット姫の物語。





と廊下を歩いていたその時だった。





〘麻羽様、お帰りでしょうか。〙


『ど、なた?』



〘存じ遅れました、難波翼です。〙

カッコいい!
足長ッッ!
綺麗な顔。

難波さんっていうんだぁ。

『執事の方?』


〘はい。麻羽様をお送り致します〙

えっ...

『大丈夫です。』





〘今日からお仕えさせて頂きます〙


先生言ってたのに・・・

『自分で選ぶんじゃないの?』


〘麻羽様の場合、会長様から私を推薦して頂きました。ですので今日から私は麻羽様の執事です。〙

パパが?
推薦されたって凄いじゃん



『そうですか。
 難波さん、宜しくお願いします』



〘翼とお呼びください。〙


え゙







『翼、車まで案内してください』


〘かしこまりました。〙



素早い動き
乃木(執事)と変わらない丁寧さ
さすが推薦されただけあるなぁ





そして無事家に到着。


『あの~』

〘どうかしましたか?〙


1つ疑問に思った事を言ってみた。


『あなたがあたしの執事って事は家の中にも入ってくるの?』




〘お邪魔させていただきます〙


えぇー
1つ屋根の下でイケメン執事と...








いや、ナイナイナイ。






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