ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
でも、一度や二度拒絶されても、私は中野君を諦めたりしない。諦めたくない。しつこいぐらいに、何度でも彼に迫るんだから!
彼が“いいよ”と言ってくれるまで。今みたいに……って、あら?
もしかして今、“いいよ”って言われなかった?
「中野君……?」
「ん?」
「返事くれた?」
「したよ」
「もう一回、言ってくれない?」
「いいよ」
「…………?」
「…………」
何、この沈黙は?
「あ。もしかして、それが返事?」
「そうだけど?」
もう、紛らわしいなあ。でも……
「うれしい! ありがとう!」
思わず私は、中野君に抱き着いていた。
彼が“いいよ”と言ってくれるまで。今みたいに……って、あら?
もしかして今、“いいよ”って言われなかった?
「中野君……?」
「ん?」
「返事くれた?」
「したよ」
「もう一回、言ってくれない?」
「いいよ」
「…………?」
「…………」
何、この沈黙は?
「あ。もしかして、それが返事?」
「そうだけど?」
もう、紛らわしいなあ。でも……
「うれしい! ありがとう!」
思わず私は、中野君に抱き着いていた。