ブスになりたい女 〜高飛車美少女 VS 秀才クール男子〜
 唇が離れた後、二人して、ハアハアと粗い息をした。


「ごめん。好きすぎて、調子に乗っちまった」


「もう一回言って?」


「え? ごめん……」


「その後」


「好きすぎて……」


「それが聞きたかったの!」


 私は中野君の首に腕を巻きつけ、彼に抱き着いた。と言っても机が邪魔で、触れ合うのは顔と顔だけだけど。


「机が邪魔だけど、ちょうどよかったかもな?」


「どうして?」


「これがなかったら、キスだけじゃ済まないかも」


「もう……ここは教室だよ?」


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