密なカラダにくちづけて。
アヤナに会った直後のメールを思い出す。

返信は、しそびれてたけど…。


子供達に引っ張られながら啓介がリビングへと入って来た。


「ただいま。」

「おかえりなさい。 残業は、なくなったの?」

「残業…?」

啓介は、キョトンとしながら一瞬考え込んで

「あ~、うん。」

濁しながら返事をする。



「今日は、久々に早く帰って来たし 一緒に風呂に入ろうな。」

それ以上、聞かれない為か子供達に言うと

「やったぁ!」

子供達は、喜んで啓介の周りにまとわりついた。
< 107 / 179 >

この作品をシェア

pagetop