密なカラダにくちづけて。
部屋着に着替えた啓介が 子供達と遊んでいると


ピンポーン


チャイムが鳴った。


「ん?誰だ?」

啓介が玄関へ出向くと

「おぉ、いらっしゃい。」

誰かを迎え入れた。

「はるか~。英介が来たわ。」

「えっ?」

私がハンバーグを焼いてた手を止めると 啓介の後ろから

「はるかちゃん、おじゃまします。」


英介君が顔を出す。

「い…いらっしゃい…」


私は、ゴクリと唾を飲み込んでから

「今日、来る約束してたの?」

啓介に聞くと

「いや、突然来たから俺もビックリ。」

啓介が英介君を見た。

「うん。連絡もしないで来てごめん。
近くまで来る用事もあったし、兄さんに見せたい物もあったし。」

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