密なカラダにくちづけて。
「ダンナの弟は、男ではないの?」

「男とか…そういう問題じゃなくて…」

アタシは、目を伏せる。
英介君と目を合わすのが怖かったから。

「わかるよ?はるかちゃんの言いたい事。

常識を考えろ。って言いたいんでしょ?」

「わかってるならっ…!」

アタシが視線を上げた瞬間、英介君と唇が重なった。

「…?!」

すぐに、英介君の体を突き飛ばしたけど

弱い力だったから、たいした離れる事はない。

「なにすっ…啓介も子供もいるのに…っ!」

「バレないよ?はるかちゃんが大声出さない限り。」

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