密なカラダにくちづけて。
アタシの心臓は

ドクドク

と、ずっと波打ってなかなか鳴り止まない。


そんなの英介君は、知らない。

知らないから出来るの?


でもこれは、恋とかじゃないよ?

どこかで、誰かに見られて 啓介の耳に入る事を考えたら…


さすがに自分の弟とどうにかなったなんて。


そう。
だから、この波打つ心臓は バレるのが怖い警戒心。

ただ、それだけ。
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