密なカラダにくちづけて。
「英介に連絡したら、来るって。 しかも、彼女連れて来るらしいよ。」

「…へっ…?」


マヌケな声を出すアタシの心臓が 千切られた様に痛む。


「か…彼女?」

「うん。彼女連れて来るってさ。」


「へ…へぇ。彼女出来たんだね。」

「ん~。出来てたみたいだな。
まぁ、英介とはそういう話しはあんまりしないから。」

「そう、だよね。」


彼女、いるのに…何であんなコト?

やっぱり、啓介と同じね。

二股、浮気とかするコトに何の抵抗もないのね。

最悪…!

そんな男のキスで安らいだとか言う私が最低…



お吸い物を飲んで気持ちを落ち着かせようとしてる所に

ピンポーン

玄関のチャイムが鳴った。
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