密なカラダにくちづけて。
セックスが終わると啓介はスッキリした顔してすぐに眠りに着く。私は、シャワーをさっと浴びてから布団に戻る。

子供達の小さな寝息。啓介の大きないびき。

その音に慣れてる私は自分の場所へと横になって目を閉じる。

『幸せ』と言うより『平凡』。

それが、一番。

だから、復讐に心を掻き立てながらダンナの事を愛しく思えるの。

子供達にとっては必要なパパの存在。そして、大事な収入源。
それがなくなってしまったら私の今の自由は、半分以上奪われるもの。
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