密なカラダにくちづけて。
道徳のないエクスタシー
啓介がいない事を知らずに英介君が家に来る。


そんなシナリオを用意していた。

子供達が、怪しまない様に。
と、言った所でまだまだ子供。

何の疑いもなく、大好きな英介お兄ちゃんにまとわまりつくのだろう。



啓介は、口では

「出張めんどくさいなぁ。」

なんて、言ってたけど
ニヤケタ顔を隠しきれていなかった。

つくづく、バカな男だと心の中で罵った。

せいぜい、アヤナに遊ばれればいい。


心から笑顔で、啓介を見送った。


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