密なカラダにくちづけて。
ーーー…夜になり、家のチャイムが鳴る。


「誰かな?」

子供達に、聞いてみる。

「え~?だれかな~?」


未来も歩人も首を傾げる。

「ママ、ちょっと見てくるね。」

「は~い。」


二人の返事がハモる。


玄関の戸を開けると、英介君がいる。

「こんばんは。」

英介君、そう言うと軽いキスをする。

「ダメだよ。」

アタシは、唇に触れながら言った。


「大丈夫。」

クスリと笑って、

「お邪魔します。」


リビングの方に入って行った。


< 168 / 179 >

この作品をシェア

pagetop