密なカラダにくちづけて。
「あ~!えいすけにぃちゃん!」

「わ~い!だっこ~!」

子供達のテンションの高い声が聞こえる。


後から入ってくアタシは、子供達に

「パパに用があって来たみたいなんだけど、パパいないから英介お兄ちゃん寂しいんだって。」

そう言うと

「え~?そうなの?」

「かわいそうだね!」

子供達が、英介君にくっつきながら英介を慰めるかの様に頭を撫でている。

「だからね、夜ご飯を一緒に食べて行ってもらおうかと思うけどいいよね?」


「やったー!」

「じゃあ、みらいのよこにすわってね!」

「あゆとも~!」


英介君の取り合いを始める子供達。

本当に英介君が好きなのね。

いっそ、本当のパパなら良かったのに…



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