密なカラダにくちづけて。
「っんぁ…」

私の声が響く。

「はるかちゃんのナカ、気持ちいい…」

英介君が小刻みに動き始める。

「っあぁ……ん……ぁ…」

それに合わせて、出てしまう声。

「ぇ…すけ…くっ……ぁ……」

舌を絡めながら動く腰に、私は壊れてしまいそうな程に酔う。


離れないで、離さないで。

英介君の首に手を回す。

「このまま、イッて…」

英介君の全てが欲しいから。

「はるかちゃん…」


何度も私を呼びながら、英介君が果てた。


…終わってしまった事が、残念で英介君を離したくなくて首に回していた力を強める。


英介君は、何かを感じたのか

「何処にも行かないよ?」

優しく微笑んだ。


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