密なカラダにくちづけて。
…ドキドキしていた。

またキス、されたらどうしよう。ううん、今度されそうになったら拒めばいい。
近寄って来たら突き飛ばしてしまおう。
昨日のは、不意打ちだから避ける事も拒む事も出来なかっただけ。

英介君と歩く家まで道。
会話がないのがアタシの心臓を更に大きく唸らせた。

家に着いて、鍵を開けると

「あっ、どこに忘れたの?私、取ってくるよ。」

そう聞くと

「あ~…、多分脱衣所かな。風呂入る時に外してそのまま忘れたから。」

英介君が思い出しながら答えた。

< 40 / 179 >

この作品をシェア

pagetop