密なカラダにくちづけて。
何処へ行ったの? 帰った…わけではなさそう。


靴がある。 って事は…?私は、リビングに行って

「英介君~?」

呼びかけると

「こっちだよ。」

寝室から声がする。 何で、寝室にいるのよ?

戸惑う気持ちを抑えて 寝室に入ると 英介君が立っていた。

「今は、みんなでココで寝てるんだよね?」

「そ…そうだけど…」

何がしたいか、サッパリわからない英介君に

「はい、腕時計。」

差し出すと それを受け取り、手首にハメながら

「子供達が寝てる横で、兄さんとセックスするの?」

私を見た。

「なに?えっ、何、その質問…」

なるべく動揺しない様に、私は英介君を見る。
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