密なカラダにくちづけて。
「兄さんと浮気相手、どっちのが はるかちゃん好みのセックスするの?」

―!?

「な…なんなの? そういう質問、意味わかんない! 腕時計はあったんだから、早く帰って!」

思わず、大声を出してしまったけれど、 おかしな質問をする英介君が悪い。

でも、英介君はちっとも動じない。

「そんなに、怒らないでよ。だってさ、気になるんだよね。」

「何で?」

「何でかな?」

「ホント、意味わかんないから。 もう帰ってよ。お願いだから。」

英介君から目をそらして、ため息を吐き出した。
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