密なカラダにくちづけて。
今までに、何回も浮気してた啓介。
2年前、遂に我慢出来なくなった私から離婚を切り出した。

「あんたなんかもういらない。きもいからもう一緒にいたくない。」

散々、罵ってやった。すぐに、別れてくれると思った。
だけど、啓介は 泣きながら私にすがってきた。

土下座しながら

「もう絶対しない。 お願いだから、別れないで。」

その涙さえ気持ち悪い。

「ムリ」

の一点張りの私に対して啓介は、自分の親まで出して来たけど、絶対に許せないし このまま生活を続けていくのはムリだと伝えた。
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