密なカラダにくちづけて。
私は、私の方法で ウサ晴らしをする。

シャワーの蛇口を閉めて バスタオルを体に巻きつけ 部屋で待っている人の元へ行く。 子供達は、親へと預けた。
久しぶりに友達と会いたいから。って。
でも、会うのは友達なんかじゃない。

「お待たせ。」

私、の視線の先には

「そんな、待ってないよ。はるかちゃん。」

英介君がベッドの上に座って足を組んで私を見ている。

私が英介君の横に座ると

「はい。」

英介君が、私にワイングラスを差し出した。

「ありがと。」

それを受け取ると 英介君は、グラスにワインを開ける。
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