密なカラダにくちづけて。
英介君が私の唇を塞ぐ。私は、目を閉じて 英介君を受け入れようとした。 英介君の舌が絡みつく。 私は、必死に応えた。
けれど、なかなか次の段階にはいかない。

キスだけ、やけに長い。

…唇が離れて、アタシを薄目を開ける。

「ねぇ、はるかちゃん。 イイモノ、見せてあげよっか?」

キスを止めた唇が意地悪そうに言った。

「イイ、モノ…?」

英介君は、アタシから離れ 枕元に置いてあった自分の携帯を手にすると何かを開いている様だった。
< 67 / 179 >

この作品をシェア

pagetop