密なカラダにくちづけて。
バレたらその時。
ダンナだって浮気した事があるんだから私を咎める事は出来ない。

私は、強気で行く。

そう決めたから、英介君から何かを言うのを待っていたけど、英介君から出た言葉は

「失礼。人違いでした。」

会釈をすると、私達が入ってたホテルに入って行く。

…人、違い…?

そんなわけない。

アレは確かに、英介君で確かに、私を「はるかちゃん」と呼び私に気付いていた。

どうして?
どういう事?

知らんぷりして、気付かなかった事にするのだろうか。
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