密なカラダにくちづけて。
「セックスだけならね。でも俺は、はるかちゃんを自分のモノにしたかったの。」

「え?」

「兄さんはさ、ズルいよね。
散々、浮気してはるかちゃん泣かせたくせに
今だに、はるかちゃんのダンナの位置にいるの。」

「…。」


「でも、考えたら 例えば兄さんがはるかちゃんと別れても 俺がはるかちゃんのダンナになれる確率って 極めて少ないと思うんだよね。
ってか、そんな事になったら現実的には、はるかちゃんの親がやっぱ反対するだろ? 」

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