あの頃、テレフォンボックスで
次の日は未来が言ってたとおり、
7時から後夜祭があって、
未来の帰りは遅かった。


電話があったのが0時少し前、

駅まで車で迎えに行く。


さっき夫から電話があって、
休みが取れたので、明日の朝戻ってきて
一日家にいたあと、
あさって火曜日の朝
東京へ出張だという。



一日ずれていたら、たいへんだったわ、
と未来と話して
ホッとする。


たまに遅くなることくらい・・・
こんな時間まで
友達と遊ぶことなんて
一年に数回あるくらい。

楽しいときは一瞬・・・・・


今、楽しんでおかないと、
先の人生に楽しみなんてあるかどうかわからない。



たまにはいいわよね、
と心では思いつつも

「遅い、こんな時間まで!」


と一応、親らしく未来を叱る。
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