あの頃、テレフォンボックスで
未来・・・・


私はたしかに高校生となったあなたの
世話を焼くことはなくなったかもしれない。

だけど、
それは無関心でいることとは違う。


あなたが一人の女性に近づいていくように
私もまた
一人の女性として生きているのよ。


毎日、

ど真中で。



だけど
そのことにあなたが気付く日は
まだまだ遠い。



パパと私は

お互いに無関心を
装っているだけなのかもしれない。


それは、


大人だから。




ママはいつから
大人になったんだろうね。



私はどこからが母で
どこまでが大人で

私の中の、
どの辺りが


女なんだろう・・・・・



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