あの頃、テレフォンボックスで
食器を片付けながら、リビングの5人を見る。

映画雑誌、DVD、小説・・・・

それぞれの鞄から
持ち寄ったものを取り出して、

一応サークルの会議、なのかな?



6月になったら視聴覚室を借りて

「映画鑑賞会」

をするらしい。


3日間。


毎年、テーマを決めて
それに見合う作品を上映する。


まず、今年のテーマを決めるところ
そこから始めているようだ。



議論をしているのか、
雑談をしているのか・・・・・。



学校の先生ってタイヘン。


毎日こんな子たちを相手に
まともに授業を進めることができるなんて。




これから起こる人生の全てが
輝いて見える

そんな年代なんだと思う。



この子たちは受験をせずに
エスカレーター式に大学へ行けるから、

希望に満ち溢れた高校生活を
送れているのかしら?



なにはともあれ、
いやがる未来に受験させて

その私立高校へやらせてよかった。









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