あの頃、テレフォンボックスで
「大事な何かを思い出さなくちゃ・・・・」かぁ。



実際、私もその絵を見ると
無性に空を見上げたくなる。

昔、遊んだ川の土手で
草っぱらに寝っころがって


空を見上げて、

雲の形を何かになぞらえて
一人で遊んだ

あの頃のように。





2年生、ということは17才なのかな。

ケイタくんが思い出さなくちゃならない、

大事な何かって

なんだろう?







それにしても、
娘の友達のひとこと、ひとことに

熱くなったり、
ドキドキしたり。



未来に言ったら

「ママ、バッカじゃな~~い?」

って、言われそう。




ひとり娘は成長していく。

でも、決して私に追いつくことはない。



私は?

私は無為に年を重ねて、

なんになろうとしているのか?
< 8 / 201 >

この作品をシェア

pagetop