『命』の意味
『麻美次歌うぞ~』

さっきからハイテンションな梨々香…。私たちゎカラオケにいる。やけに梨々香のテンションが高い…

『あ…、う、うん』

少し嫌々になりながらも歌った。自分の番が終わりトイレに行きたくなり、部屋をあとにした。

『おい』

後ろから誰かが喋りかけてきた。少しドキッとした。

『あ…、私?』

ふいにでてきた言葉がこれだ…。

『あのさぁー…。ぶっちゃけタルくね?』

(まぁタルいっちゃタルい…。)

『まぁ…まぁ…』

あいまいな返事をした。梨々香の異様なハイテンションにゎついていけないから正直タルかった。
『今から抜け出さね?んで帰らね?なんなら俺送ってくし…こんな時間に女1人でほったらかすのもあぶねぇし…』

そう言えば今8時だ…。よく私も耐えたもんだ。
『あ、ぢゃあお願いしちゃおっかな?汗』

彼に任せた。そのまま私たちゎ店をあとにし、一緒に帰った。

健ちゃん、あのとき私たちゎお互いどんな気持ちだったんだろうね?
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