雪が降る町~追憶のletter~
4.ランチデート
*
「おはようございます」
「ああ、おはよう結城さん」
一昨日会った真田に、なるべくいつもどおりの笑顔と声で挨拶をした。
だけど、晶に比べて真田は全くいつもどおりの対応で拍子抜けしてしまう。
(なんか昨日も色々あったから、土曜日のことは夢だったようにすら思えちゃう)
真田とのデートの事実を幻想だったのでは、とありえない思考を張り巡らせながら自分のデスクのパソコンをボーっと見つめていた時だった。
そのパソコンに一通のメールが届いた。
【あとで資料チェックヘルプして貰えますか?】
その差出人は勿論―――
(真田さん…!)
はっとして真田の席に視線を向けると目が合って、にっこりとほほ笑まれてしまった。
「おはようございます」
「ああ、おはよう結城さん」
一昨日会った真田に、なるべくいつもどおりの笑顔と声で挨拶をした。
だけど、晶に比べて真田は全くいつもどおりの対応で拍子抜けしてしまう。
(なんか昨日も色々あったから、土曜日のことは夢だったようにすら思えちゃう)
真田とのデートの事実を幻想だったのでは、とありえない思考を張り巡らせながら自分のデスクのパソコンをボーっと見つめていた時だった。
そのパソコンに一通のメールが届いた。
【あとで資料チェックヘルプして貰えますか?】
その差出人は勿論―――
(真田さん…!)
はっとして真田の席に視線を向けると目が合って、にっこりとほほ笑まれてしまった。