雪が降る町~追憶のletter~
3.風に靡く心
*
「あ、大ちゃん?うん、うん、わかった」
真田と別れた晶は大地のいる場所へと向かっていた。
結果的に真田に背中を押してもらった格好だ。
足取りはさっきよりは幾分か軽い。
「晶ちゃん!」
待ち合わせた場所は、大通公園。
大地の仕事がこの近くだったらしく、直帰でここを待ち合わせ場所にしたらしい。
「お疲れ様!」
「お疲れ。あ、快斗やっぱり一緒じゃなかったか」
「え?今日くるんじゃないの?」
「さっき電話したらなんかちょっと微妙な返事だったんだよなぁ」
辺りはもう暗くて、公園の木々に飾ってあるイルミネーションがきらきらと光を放っていた。
今は雪も降っていなくて風もなく、比較的外に居ても耐えられるほどだ。
そんな大通にはたくさんの人が溢れかえっていて、その人ごみを何気なく眺めながら大地はそう言った。
「あ、大ちゃん?うん、うん、わかった」
真田と別れた晶は大地のいる場所へと向かっていた。
結果的に真田に背中を押してもらった格好だ。
足取りはさっきよりは幾分か軽い。
「晶ちゃん!」
待ち合わせた場所は、大通公園。
大地の仕事がこの近くだったらしく、直帰でここを待ち合わせ場所にしたらしい。
「お疲れ様!」
「お疲れ。あ、快斗やっぱり一緒じゃなかったか」
「え?今日くるんじゃないの?」
「さっき電話したらなんかちょっと微妙な返事だったんだよなぁ」
辺りはもう暗くて、公園の木々に飾ってあるイルミネーションがきらきらと光を放っていた。
今は雪も降っていなくて風もなく、比較的外に居ても耐えられるほどだ。
そんな大通にはたくさんの人が溢れかえっていて、その人ごみを何気なく眺めながら大地はそう言った。