雪が降る町~追憶のletter~
番外編~快斗side~
小学校卒業
物心ついたころから隣にいた。
なんなら生まれた時から一緒だった。
写真の中でいつも隣にいる、アイツ。
だから“女”と初めて認識したのも必然的にアイツだった。
でも、そんなの都合よすぎなんじゃないかって何度も思った。
だってそうだろう?
共有してきた時間が誰よりも長いからって、なんで他にもたくさん“女”はいるのに、って。