雪が降る町~追憶のletter~
雪が降る、あの町へ
*
あれから数カ月して無事中学卒業すると、俺と晶は産まれて初めて別々の道を歩み始めた。
ダイがいる学校に見事合格した俺。
受験に合わせて勉強をコツコツ頑張っていた晶も志望校へ。
本当に、別々の生活を―――…。
「お!快斗!慣れたかぁ?」
「かなり。でも寮生活って騒がしいな」
「ははは!それがいいとこでもあるんだから、大目にみろよ」
時たま声をかけてくれるダイ。
専攻学科的にクラスメイトはほとんど男。
毎日バカ騒ぎしながら、テストに泣くヤツを見て笑ったりして。
それなりに合コンとかにも誘われて行けば、女子とも連絡を取る様になったり。
だけど、俺はまだ誰かと付き合うことは出来なかった。
逆に、晶は今、誰かの隣で笑いかけたりしてるのだろうか―――。
そんなことを考えてしまう俺は相当重症だ。
あれから数カ月して無事中学卒業すると、俺と晶は産まれて初めて別々の道を歩み始めた。
ダイがいる学校に見事合格した俺。
受験に合わせて勉強をコツコツ頑張っていた晶も志望校へ。
本当に、別々の生活を―――…。
「お!快斗!慣れたかぁ?」
「かなり。でも寮生活って騒がしいな」
「ははは!それがいいとこでもあるんだから、大目にみろよ」
時たま声をかけてくれるダイ。
専攻学科的にクラスメイトはほとんど男。
毎日バカ騒ぎしながら、テストに泣くヤツを見て笑ったりして。
それなりに合コンとかにも誘われて行けば、女子とも連絡を取る様になったり。
だけど、俺はまだ誰かと付き合うことは出来なかった。
逆に、晶は今、誰かの隣で笑いかけたりしてるのだろうか―――。
そんなことを考えてしまう俺は相当重症だ。