雪が降る町~追憶のletter~
*
(あぁ…なんであんなこと言っちゃったんだろ)
昼休みに項垂れる晶にありさは声をかける。
「どした?具合悪い?課長にいったげよーか?」
「ありさ···」
デスクにつけていた額を離し、顔を上げると、心配そうにしているありさの姿があった。
「ううん!大丈夫!ちょっと―――…寝不足!」
「寝不足ぅ?なんだよ~…でも晶にしちゃ珍しいね」
周りにはもう誰もいなくて晶とありさだけ。
真田はあれからずっと外回りのようで、ホワイトボードに【外出】のプレートが貼ってあった。
それでも晶がありさにこの胸の内を明かさないのは訳があってのこと。
「どうする?ご飯行ける?」
「――うん。行く」
そして二人は財布と携帯を手に会社を出た。
(あぁ…なんであんなこと言っちゃったんだろ)
昼休みに項垂れる晶にありさは声をかける。
「どした?具合悪い?課長にいったげよーか?」
「ありさ···」
デスクにつけていた額を離し、顔を上げると、心配そうにしているありさの姿があった。
「ううん!大丈夫!ちょっと―――…寝不足!」
「寝不足ぅ?なんだよ~…でも晶にしちゃ珍しいね」
周りにはもう誰もいなくて晶とありさだけ。
真田はあれからずっと外回りのようで、ホワイトボードに【外出】のプレートが貼ってあった。
それでも晶がありさにこの胸の内を明かさないのは訳があってのこと。
「どうする?ご飯行ける?」
「――うん。行く」
そして二人は財布と携帯を手に会社を出た。