雪が降る町~追憶のletter~
『なに?俺の声そんなに聞きたかった?』
「···ば、かじゃないの··」
『····顔見せて』
「は···?」
ふざけていた筈の声が急に真面目トーンになって、晶は携帯を耳にあてたままゆっくりとカーテンから外を覗いてみる。
自分の部屋の灯りが窓に反射していて見づらい。
晶はカーテンの中に入るようにしてもう一度窓に顔を近づけて外を··向かいの窓を見た。
『よう。今日は大丈夫そうだな』
「?何が···」
晶が首を傾げると、快斗は親指を立てて“あっち”と指示を出した。
「···ば、かじゃないの··」
『····顔見せて』
「は···?」
ふざけていた筈の声が急に真面目トーンになって、晶は携帯を耳にあてたままゆっくりとカーテンから外を覗いてみる。
自分の部屋の灯りが窓に反射していて見づらい。
晶はカーテンの中に入るようにしてもう一度窓に顔を近づけて外を··向かいの窓を見た。
『よう。今日は大丈夫そうだな』
「?何が···」
晶が首を傾げると、快斗は親指を立てて“あっち”と指示を出した。