雪が降る町~追憶のletter~
入口には紺色の暖簾が掛かっていてそれを手でよけながら、今きたお客さんは入ってくる。
その男性2名は作業服で来店していた。
仕事帰りなんだろう。別になんとも思わないが、ただいつもスーツの男性を見ているためか物珍しく、つい視線をそちら側に向けてしまっていた。
後から入ってきたもう一人の作業服の男が暖簾をかきわけ入ってきた。
全員で3人か。なんてどうでもいい観察をしていたら、その人を見て晶は箸を落としてしまった。
「・・・快斗!?」
その声に反応してカウンター席に目をやった作業服の男は目を丸くして口を開いた。
「あっ・・晶ぁ!??」
ありさも、その作業服の人たちも2人の動向に視線を集中させた。
「なっ、なんで、ここに・・・」
「あ?あー・・・異動んなったから」
余りに突然の再会で何を聞いていいかわからない晶は少し沈黙してしまった。
その男性2名は作業服で来店していた。
仕事帰りなんだろう。別になんとも思わないが、ただいつもスーツの男性を見ているためか物珍しく、つい視線をそちら側に向けてしまっていた。
後から入ってきたもう一人の作業服の男が暖簾をかきわけ入ってきた。
全員で3人か。なんてどうでもいい観察をしていたら、その人を見て晶は箸を落としてしまった。
「・・・快斗!?」
その声に反応してカウンター席に目をやった作業服の男は目を丸くして口を開いた。
「あっ・・晶ぁ!??」
ありさも、その作業服の人たちも2人の動向に視線を集中させた。
「なっ、なんで、ここに・・・」
「あ?あー・・・異動んなったから」
余りに突然の再会で何を聞いていいかわからない晶は少し沈黙してしまった。