雪が降る町~追憶のletter~
「覚えていてくれたんですね」
「まぁそんなかっこ良かったら」
「お世辞がうまい」
そんな軽いやりとりを真田と快斗はしていた。
けれど内心何を考えているのかは、誰にもわかる筈もない。
「桜井くんは、休み不定期なのかな?」
「いや基本は土日ですけど。現実にはそんなうまくいかないっすね」
「デキル人だからこそなんだろうね」
「いや、お世辞はいいっすよ」
晶の存在を置いておいて2人はそんな話をしていると、待ちに待ったバスのヘッドライトが遠くから光っていて、晶はほっとした。
(やっときた!···だけど!)
そう。
バスが来て真田とここで別れられたとしても快斗とは最後の最後まで帰り道が一緒なのだ。
「まぁそんなかっこ良かったら」
「お世辞がうまい」
そんな軽いやりとりを真田と快斗はしていた。
けれど内心何を考えているのかは、誰にもわかる筈もない。
「桜井くんは、休み不定期なのかな?」
「いや基本は土日ですけど。現実にはそんなうまくいかないっすね」
「デキル人だからこそなんだろうね」
「いや、お世辞はいいっすよ」
晶の存在を置いておいて2人はそんな話をしていると、待ちに待ったバスのヘッドライトが遠くから光っていて、晶はほっとした。
(やっときた!···だけど!)
そう。
バスが来て真田とここで別れられたとしても快斗とは最後の最後まで帰り道が一緒なのだ。