雪が降る町~追憶のletter~
もう家が見える。
バスを降りてから2人は学生の頃のように他愛ない話をしながら歩いてた。
でも急に快斗が空気を変えた。
「今日、デート?」
晶はその質問に頭ではすぐに否定したかったが、事実デートのようなものだったし、何より突然すぎて声も出なくてつい立ち止まってしまう。
「真田さん。かっこいいじゃん」
「ちがっ··今日はたまたまっ!誘われて···」
そう言った後、しまった。と晶は思った。
「ふぅん··じゃあ真田さんが晶に気があるんだ?」
立ち止まった晶を半身振り返りながら真顔で快斗はそう言った。
決して目を逸らさない快斗を一度見上げると、晶は目を離すことができなくなった。
バスを降りてから2人は学生の頃のように他愛ない話をしながら歩いてた。
でも急に快斗が空気を変えた。
「今日、デート?」
晶はその質問に頭ではすぐに否定したかったが、事実デートのようなものだったし、何より突然すぎて声も出なくてつい立ち止まってしまう。
「真田さん。かっこいいじゃん」
「ちがっ··今日はたまたまっ!誘われて···」
そう言った後、しまった。と晶は思った。
「ふぅん··じゃあ真田さんが晶に気があるんだ?」
立ち止まった晶を半身振り返りながら真顔で快斗はそう言った。
決して目を逸らさない快斗を一度見上げると、晶は目を離すことができなくなった。