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友情
「う~ん……」
私は携帯とにらめっこをしていた。
小さなモニターに映るのは、メール作成の画面。
ごろごろとソファに転がって、かなりはしたないとは自覚している。
「はぁ……」
諦めて、ため息とともに携帯を閉じる。
陣君を誘う勇気は、まだ私にはなかったから。
ヴ~ンッ
「わぁっ!」
突然震えた携帯を投げてしまって、慌ててキャッチする。
「び、びっくりした……」
メールの着信だった。
閉じた携帯を再び開く。
「…………」
差出人の名前は、【陣★君】――。
『みあちゃん、今何してるー?
課題終わった?
俺、全然わかんないんだけど!(xnx*)』
陣君はこうやって、他愛もないメールを送ってくれる。
「…………」
私の返信も、いつもは他愛もない内容。
だけど、私は考えた。先ほどからなんと書こうか迷っていたメール。
「よーし、決めた」
ちょっとテンションをあげて、私はメールを打った。
『私はどうにか終わったよ。手伝ってあげようか??』
送信。
陣君の返信次第で、私は次の文面も考えていた。ヴーンのヴッで、メールを開く。