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「んっ……」

　恥ずかしくて、顔を背ける。
　その首元に陣が何度もキスをする。
　陣がもぞもぞと動いたかと思うと、なにか肉質の堅いものが入り口に押し当てられた。

「まっ……やだっ……」

　それが何かを想像するには難くない。

「んんっ」

　それが押し当てられる圧迫感。
　だけど、それは進入まではしてこない。

「……やっぱ、駄目だよな……」
「……陣……」

　陣は再び私にキスをして、耳元でささやいた。

「このまんまじゃ、生は……やっぱ、駄目だな」

　この言葉に、私は少なからず驚いた。
　陣が駄目だという理由が、陣に彼女がいるからじゃなくて、私が妊娠してしまうからだと言ったことが、意外だったからだ。

「んっ……っ」

　しかし、押し当てられる圧迫感が一向に去る気配がない。
　陣の身体は熱を持ったまま、陣は私の身体をまさぐっては、キスをする。

「みあ……」

　ぐっ……

「あっ」

　入ってくる、とそう思って私は陣にしがみついてぎゅっと目を閉じた。
　その瞬間、陣はゆっくりと私を解放した。