桜の舞う頃に
「んー?早速、優輝に惚れちゃったぁ?」

耳元で、雪菜に言われた・・・。

「そんなんじゃないってー。ん?雪菜って、優輝のこと知ってたの?」

「あたしと優輝は幼なじみなんだ♪あ、優輝のこと好きになったら教えてねー。協力するからさ♪」

「きょ、協力って・・・もうその気ですか・・・」

幼なじみかぁ・・・。

─────キーンコーンカーンコーン─────

あ、予鈴鳴っちゃった・・・。

「ねぇねぇ、雪菜・・・聞きたいことがあるんだけど・・・。後でちょっといぃ?」

前にいる雪菜に言うと、雪菜はOKと小声で言った。
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