急性大好き症候群
「最近さ、弘樹の様子が変なんだよね」
「どういうこと?」
太一が起きて、寝ぼけ眼のままあくびをする。
あたしは既に服を身に纏った後だった。
「家ではもともと笑わない奴だけど、最近やつれてるというか、何か思い詰めてる感じ?」
「学校では普通だけどね」
太一がTシャツに手を伸ばす。
「唯織って、弟思いなんだ」
「そう? 太一だから話してるだけだよ」
「弘樹、幸せ者」
「ねえ、弘樹とはうまくやってる?」
「当然」
なんとなくほっとする。
太一に対してもお姉さんみたいな気持ちになっているのかもしれない。
「まあ、学校でなんかあったら教えるから。最近疲れてるんじゃない? 休み日曜日しかないらしいし」
「サッカー部も大変だよなあ」
太一と弘樹も、このまま仲良くやってほしいと思う。
「どういうこと?」
太一が起きて、寝ぼけ眼のままあくびをする。
あたしは既に服を身に纏った後だった。
「家ではもともと笑わない奴だけど、最近やつれてるというか、何か思い詰めてる感じ?」
「学校では普通だけどね」
太一がTシャツに手を伸ばす。
「唯織って、弟思いなんだ」
「そう? 太一だから話してるだけだよ」
「弘樹、幸せ者」
「ねえ、弘樹とはうまくやってる?」
「当然」
なんとなくほっとする。
太一に対してもお姉さんみたいな気持ちになっているのかもしれない。
「まあ、学校でなんかあったら教えるから。最近疲れてるんじゃない? 休み日曜日しかないらしいし」
「サッカー部も大変だよなあ」
太一と弘樹も、このまま仲良くやってほしいと思う。