急性大好き症候群
04.半年前のジレンマ
「あ~っつい……」
季節は既に夏真っ盛り。
外に出ると、容赦ない紫外線があたしの肌を焼く。
「やばいやばい。日焼け止め塗らなきゃ」
美紗があたしの隣で、いそいそと日焼け止めクリームを腕に塗る。
「美紗、外出てから塗るのって、あまり意味がないように思われるんだけど」
「いいのよ、塗らないよりはマシ!!」
「あーそうですか」
「そういう唯織は塗らないの?」
「あたしは美紗が着替えてる間にさっさと」
「変なとこしっかりしてるわよね」
「どうとでもお言い」
相変わらず裕也とは進展なし。
裕也は毎日別の女の子と一緒に帰っている。
あたしは、それを見ても何も言えないまま。
いつの間にか、付き合ってから一年が経っていた。
裕也は、既にあたしと付き合ってるなんて思ってないかもしれないけど……。
季節は既に夏真っ盛り。
外に出ると、容赦ない紫外線があたしの肌を焼く。
「やばいやばい。日焼け止め塗らなきゃ」
美紗があたしの隣で、いそいそと日焼け止めクリームを腕に塗る。
「美紗、外出てから塗るのって、あまり意味がないように思われるんだけど」
「いいのよ、塗らないよりはマシ!!」
「あーそうですか」
「そういう唯織は塗らないの?」
「あたしは美紗が着替えてる間にさっさと」
「変なとこしっかりしてるわよね」
「どうとでもお言い」
相変わらず裕也とは進展なし。
裕也は毎日別の女の子と一緒に帰っている。
あたしは、それを見ても何も言えないまま。
いつの間にか、付き合ってから一年が経っていた。
裕也は、既にあたしと付き合ってるなんて思ってないかもしれないけど……。